「このケアができないんですけど、どうしたらいいですか?」
「やってみたけど、うまくいきません」
こういう質問って、すごく多いんです。
でもね、その時の答えは実はすごくシンプル。
できないなら、今はやらなくていい。
まずはこれを、自分に許してあげてほしいんです。
学校でも仕事でも、私たちはずっと
「できないことは、できるようにならなきゃいけない」
って教わってきたじゃないですか。
でも、身体を緩めることって、それとは全然ちがうんです。
テストじゃないし、評価されるものでもないし、誰かと比べるものでもない。
身体が心地よくなって、力が抜けていけば、それでちゃんと変わっていく。
だから、できないことにしがみつかなくていいんです。
無理にやろうとすると、心が先に緊張する
たとえば、
- このケアがうまくできない
- なんで自分は分からないんだろう
- ちゃんとやらなきゃ
- できるようにならないと身体が変わらないかも
こんなふうに思いはじめると、身体の前にまず心がギュッと固まります。
その心の緊張が、そのまま身体にも映る。
だから「力を抜きたくてケアしてるのに、逆に緊張する」みたいなことが起きるんです。
身体がガチガチの人って、もともと真面目で頑張り屋さんが多いから、
できないことを前にすると、つい自分を追い込みやすいんだよね。
でも、身体を緩める時は、その考え方をいったん横に置いてあげて。
今できることが、今の身体の正解
たとえば足首のケアがうまくできないとするでしょ。
その時に
「足首が固すぎるからダメなんだ」
なんて思わなくていいんです。
その代わりに、
- 膝を回すのは楽にできる
- 腰のケアは気持ちいい
- 肩なら少し力が抜ける
そういう“できること”を見つけて、そっちをやればいいんです。
楽にできるっていうことは、
今の身体がそれをやってほしいって言ってるってこと。
逆に、全然できないこととか、やたら難しく感じることは、
今はまだタイミングじゃないだけかもしれない。
だから、
できることをやる。
それで十分なんです。
身体はパーツじゃなくて、ひとつの生き物
忘れないでほしいのが、
身体って機械みたいに部分ごとに切り分けて見るものじゃない、ってこと。
「足首が悪いから足首だけどうにかしよう」
「腰が痛いから腰だけ治そう」
こういうふうに考えたくなるけど、実際の身体は全部つながってる。
ひとつの生き物として、全体でバランスを取っています。
だから、今動かない足首があったとしても、
別の場所が緩んでバランスが変わったら、急に動けるようになることもある。
腰がゆるんだら首が楽になることもあるし、
肩がゆるんだら手先が軽くなることもある。
だから「そこができない=そこが悪い」ではないんです。
今スムーズに動くところ、
今気持ちいいところ、
今力が抜けるところ。
まずはそこを入口にしてあげたほうが、身体は全体で変わっていきます。
やりたくない日は、やらないのも立派なケア
やりたくない日に無理してケアしなくていいです。
「今日はやりたくない」
って身体が言ってるなら、その日はやらない。
これもちゃんと身体を想ったボディケアです。
やりたくないのに無理やりやると、
それは身体への優しさじゃなくて、コントロールになっちゃうから。
疲れてるなら休む。
寝たいなら寝る。
食べたいなら食べる。
何もしたくないなら、何もしない。
最初のうちは、それぐらいシンプルでいい。
自分の感覚と身体を信じるって、そういうところから始まっていきます。
心と身体は、やっぱりつながってる
これ、精神面でもまったく同じです。
身体のことになると急に「ちゃんとしなきゃ」ってなりやすいけど、
心も身体もつながってるから、
- 分からないことを分かろうとしすぎる
- できない自分を責める
- 早く結果を出そうとする
こういう心のクセが、そのまま身体のこわばりにもつながっていく。
だから、身体が緩まない時って、
身体だけじゃなくて考え方のほうも少し緩めてあげたほうがいいんです。
「できなくてもいいよ」
「分からなくてもいいよ」
「今はこれでいいよ」
そうやって、自分にかける言葉が変わるだけでも、
身体の反応ってけっこう変わります。
いつかできるから、今は安心して待てばいい
今できないことがあっても、別にずっとできないままじゃないです。
身体って、タイミングが来たら急に動き出すことがある。
今まで全然わからなかった感覚が、ある日ふっとわかることもある。
だから焦らなくていい。
今の自分に必要なのは、
できないことを無理やり突破することじゃなくて、
今できることを気持ちよく続けることだったりします。
その積み重ねの中で、身体のバランスが変わって、
前はできなかったことが自然にできるようになる。
そっちのほうが、ずっと身体に優しいんです。
「できない」はダメじゃなくて、今じゃないだけ
ケアがうまくいかない時、無理に頑張らなくて大丈夫。
- できないことは、今はやらなくていい
- 分からないことは、今は分からないままでいい
- 楽にできることからやればいい
- やりたくない日は、やらないのもあり
- 身体は部分じゃなくて全体で変わっていく
こうやって見ていくと、ボディケアって
「努力して克服するもの」じゃなくて
身体の声を聞きながら、仲良くなっていくものなんだと思います。
まずは今日、ひとつでもいいから
「これならできるな」
っていうことを見つけてみてください。
そこから身体は、ちゃんと変わっていきます。
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