毎朝、身体に「おはよう」って言ってみて

朝、目が覚めた瞬間。

「今日も身体が重い」
「また痛い」
「こんな身体じゃ、やりたいことができない」

そんなふうに思ってしまうこと、ありませんか?

身体がしんどい時ほど、身体を責めたくなる気持ちは、すごくよくわかります。

私もアトピーがひどかった頃、ずっとそうでした。

アトピーさえなければ、もっと幸せになれる。
もっと自分に自信を持てる。
身体がきれいだったら、やりたいことができる。

全部、アトピーのせい、身体のせいだと思っていたんです。

でも、ある時ふと思いました。

もしかしたら私は、身体からの愛を受け取っていなかっただけなのかもしれないって。

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身体を悪者にすると、身体の声が聞こえなくなる

「身体のせいでできない」と思っている時、私たちは身体を悪者にしています。

私を苦しめているのは、この身体。
私は悪くない。身体が悪い。

そう思っていたら、身体のことを好きにはなれないよね。

でも、嫌いな人とは話したくないじゃないですか。

それは身体との関係も同じです。

身体が何かを伝えようとしていても、「こんな身体は嫌い」と拒絶していたら、その声を受け取れなくなってしまう。

もちろん、病気や不調の原因をひとつに決めつける必要はないし、必要な治療や専門家の助けを受けることも大切です。

そのうえで私は、こんなふうに考えてみるようになりました。

「この症状は、もしかしたら私を守ろうとしてくれているのかもしれない」
「身体は、私に何を伝えようとしているんだろう」

そう考えた瞬間、身体は“敵”ではなくなりました。

ずっと私のために働いてくれていたのに、あなたのせいにしてごめんね。

そんな気持ちが、初めて湧いてきたんです。

朝起きたら、まず世界に「おはよう」

私が毎朝やっていることがあります。

目が覚めたら、まず自分のまわりを見て、世界に「おはよう」と言います。

今日も世界が現れてくれた。
ベッドがある。
カーテンがある。
おうちがある。
窓からお日さまが入ってくる。

今日も私の世界が現れてくれて、ありがとう。

そうしたら、今度は身体に声をかけていきます。

足先から、ひとつずつ声をかける

足の親指、おはよう。
人差し指も、中指も、おはよう。
足の裏、足首、すね、膝も、おはよう。

右のお尻、左のお尻、お腹、おへそ、腰、胸、手の指、手のひら、腕、肩、首、顎、耳、目、鼻。

心臓も、胃も、肝臓も、腎臓も。

みんな今日もいるね。
今日もよろしくね。

幼稚園の先生が、クラスのみんなの名前を呼ぶみたいに、ひとつずつ声をかけていくんです。

この時に大切なのは、状態をジャッジしないこと。

痛いからダメ。
太いから嫌い。
うまく動かないから悪い。

そうやって点数をつけるのではなく、ただ「今日もいるね」と存在を見てあげる。

膝がどんな状態でも、膝は今日もそこにある。
足が思うように動かなくても、足は今日も身体を支えてくれている。

「あるね」
「おはよう」
「今日もありがとう」

それだけでいいんです。

愛情は「見ること」

愛情って、特別なことをしてあげることだけじゃないと思うんです。

愛情は、目線。

子どもの頃、お母さんに見ていてもらえるだけで安心したこと、ありませんか?

身体も同じです。

心に目があると思って、その目で身体を見てあげる。

感じられなかったら、そっと触れてもいい。

ここにあるね。
今日も私と一緒にいてくれるね。

そうやって意識を向けること自体が、身体への愛情になります。

今日、目覚めたということ

朝、目が覚めて世界が見える。

それは、身体が今日もあなたと一緒にいてくれているということです。

目があって、皮膚があって、五感がある。
その身体があるから、私たちはこの世界を味わうことができる。

身体は、どんなに責められても、今日まであなたから離れずにいてくれました。

それって、当たり前じゃないんだよね。

だから明日の朝、目が覚めたら、ほんの少しだけ身体を見てあげてください。

足の指からでもいい。
痛いところからでもいい。

「おはよう」
「今日もいるね」
「今日も一緒にいてくれて、ありがとう」

子どもっぽくていいんです。

難しい方法でも、特別なテクニックでもありません。
お金もかかりません。

でも、実際にやってみた人にだけわかる、小さな変化があります。

あなたが身体に愛情を向けたら、身体はきっと、身体なりの方法で応えてくれる。

明日の朝から、身体との新しいおしゃべりを始めてみてね。

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